名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

大山将棋研究(191); 四間飛車に中央位取り→石田流に左美濃

昭和49年10月、米長邦雄先生と第29期A級順位戦です。


大山先生の四間飛車に米長先生は中央位取りです。

そこから大山先生は石田流に変化。16歩32飛15歩36歩同歩15歩、と進むのも前にやりましたね。

今回はすんなり石田本組で、米長先生は左美濃に。

大山先生は軽くさばこうとします。

25飛とぶつけるのは飛車交換の後で13角が目標になるので悪いのでしょう。桂馬をさばきます。

これで技ありのようですが

米長先生は24歩を突き捨てて角を覗いたら

なんとか歩を払えました。

もう一回やられて37桂成もあるので受けきれません。

23角から銀桂交換で馬を作っても

桂馬を取れば銀と歩歩の交換で、大山先生のほうがいいでしょう。

この銀打ちは驚きます。

竜を作られましたが両取り

これで角と歩3枚の交換。

金持ち喧嘩せずで、歩を謝ります。

さらに銀を引き付けられて、米長先生は暴れます。

竜を捨てて食いついて、51金~62金で詰めろなので3手すき。大山先生は受ける手段もあるのですが、

馬を切って寄せ合いです。駒を使うと攻めが遅くなるのが米長先生の泣き所。

もう68銀と受けても望みなしと見て

角を取れば2手すき。大山先生は銀を取って

詰まして終わりです。

石田流のさばき方の模範演技ですね。きれいにさばけました。振り飛車党は後手のほうをもって並べましょう。さすがに36歩の交換を許しては米長先生の右辺が薄すぎました。

#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:米長邦雄8段
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 2六歩(27)
4 4四歩(43)
5 4八銀(39)
6 3二銀(31)
7 5六歩(57)
8 4二飛(82)
9 6八玉(59)
10 6二玉(51)
11 7八玉(68)
12 7二玉(62)
13 5八金(49)
14 8二玉(72)
15 9六歩(97)
16 9四歩(93)
17 5五歩(56)
18 4三銀(32)
19 5七銀(48)
20 7二銀(71)
21 5六銀(57)
22 1四歩(13)
23 6六歩(67)
24 3五歩(34)
25 2五歩(26)
26 1三角(22)
27 6七金(58)
28 3二飛(42)
29 7七角(88)
30 3四飛(32)
31 8八玉(78)
32 3三桂(21)
33 6五歩(66)
34 5二金(41)
35 7八銀(79)
36 3六歩(35)
37 同 歩(37)
38 同 飛(34)
39 3七歩打
40 3五飛(36)
41 1六歩(17)
42 4五桂(33)
43 5九角(77)
44 3八歩打
45 2四歩(25)
46 同 角(13)
47 6八角(59)
48 3四飛(35)
49 2四角(68)
50 同 歩(23)
51 3八飛(28)
52 4九角打
53 2八飛(38)
54 3八歩打
55 2三角打
56 3一飛(34)
57 4五銀(56)
58 同 歩(44)
59 同 角成(23)
60 3九歩成(38)
61 3六歩(37)
62 2九と(39)
63 同 飛(28)
64 3八角成(49)
65 2四飛(29)
66 3三銀打
67 2三飛成(24)
68 3四銀(43)
69 同 馬(45)
70 同 銀(33)
71 2二龍(23)
72 4一飛(31)
73 3二龍(22)
74 4四飛(41)
75 9五歩(96)
76 4七馬(38)
77 9四歩(95)
78 9二歩打
79 5四歩(55)
80 4三銀(34)
81 5三歩成(54)
82 3二銀(43)
83 5二と(53)
84 同 金(61)
85 5三歩打
86 5一金(52)
87 5二金打
88 6九馬(47)
89 同 銀(78)
90 4八飛成(44)
91 7八桂打
92 3三角打
93 7七角打
94 2九飛打
95 3三角成(77)
96 6九飛成(29)
97 5一馬(33)
98 7八龍(69)
99 9七玉(88)
100 8八龍(78)
101 9六玉(97)
102 8五銀打
103 投了
まで102手で後手の勝ち