名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

大山将棋研究(184); 乱戦

昭和49年9月、丸田祐三先生と第24回NHK杯です。


丸田先生が角筋を止めて、大山先生が居飛車を選択、そこで26歩です。昔の矢倉は77銀でしたから、陽動居飛車みたいなものです。

大山先生は63銀から中飛車に。ツノ銀にすれば問題なしと。

と思ったら55歩の交換で、手順に33角とされてはいけませんから、丸田先生は中飛車で迎え撃ちます。

飛車交換は先手のほうがやや得ですが、53で交換できれば65歩があるのでもう少し得です。こういう歩は小太刀の冴えですね。

大山先生は12飛と我慢したので少し陣形整備ですが

丸田先生はさらに動きます。

ここまでは好調子。

大山先生、嫌な手を知っています。飛車は案外狭いです。

丸田先生はこじ開けて飛車を活用します。

これで技ありのようですが(82歩には85竜)歩切れで難しいです。

あれ?竜取りです。

これで67歩成の受けがないです。

金銀を取り合いましたが、抑えられて、どこに逃げても56馬が竜取りの王手か詰めろで投了。

NHK杯でこんな乱戦は見ている分にはいいのですが、指している方は大変そうです。
丸田先生が快調に攻めたようでも、竜取りになる筋があって、大山先生が勝ちになりました。


#KIF version=2.0 encoding=Shift_JIS
# ---- Kifu for Windows V7 V7.23 棋譜ファイル ----
手合割:平手  
先手:丸田祐三9段
後手:大山十段
手数----指手--
1 7六歩(77)
2 3四歩(33)
3 6六歩(67)
4 5四歩(53)
5 6八銀(79)
6 8四歩(83)
7 5六歩(57)
8 6二銀(71)
9 2六歩(27)
10 6四歩(63)
11 7八金(69)
12 6三銀(62)
13 6七銀(68)
14 5二飛(82)
15 6九玉(59)
16 5五歩(54)
17 同 歩(56)
18 同 角(22)
19 5八飛(28)
20 4四角(55)
21 5三歩打
22 1二飛(52)
23 5六銀(67)
24 4二金(41)
25 5五銀(56)
26 3五角(44)
27 3六歩(37)
28 5三角(35)
29 6五歩(66)
30 同 歩(64)
31 5四銀(55)
32 同 銀(63)
33 同 飛(58)
34 4一玉(51)
35 8四飛(54)
36 7一金(61)
37 3七桂(29)
38 7四銀打
39 4五桂(37)
40 2六角(53)
41 7五歩(76)
42 同 銀(74)
43 8三飛成(84)
44 3七角成(26)
45 7二歩打
46 4七馬(37)
47 5九玉(69)
48 6六歩(65)
49 8五龍(83)
50 5六馬(47)
51 6八金(78)
52 6七歩成(66)
53 7五龍(85)
54 6八と(67)
55 同 玉(59)
56 6七金打
57 投了
まで56手で後手の勝ち