
1月30日の名南将棋大会から、NさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。
一昨日の一手の回答

☆ 形勢判断をします。
先手の1歩損です。
玉の堅さは先手のほうが堅いです。
先手の攻め駒は28飛と持ち駒角で2枚。
後手の攻め駒は25桂55銀と持ち駒角で3枚。
総合すれば互角です。
大局観として
升田式石田流で25桂とはねての14角は一つの狙い筋です。居飛車がうっかりしないと決まらないのですが。さて問題図はうっかりかどうか。玉の堅さの差があることは利点で、さらに桂馬をもらえば86桂は先手で入りそうなので攻め筋は広く、取る手を考えたいですね。
△ 25同飛と取ってみましょう。

14角には17桂の一手。

すぐに25角と取れば同桂24飛86桂

これに83銀は41角の傷があるのですが、83玉74桂に同玉は82角

詰めろで香車を取れます。
74玉とは取れないので、73歩がしっかりした受けで、先手からいろいろありそうでたいした手がありません。62桂成くらい。

62同金51角61金24角成同歩33桂成同金31飛

長く進めましたがこれくらいです。互角の勝負です。
すぐに飛車を取らないで24歩としたくなります。

でも45角33飛24飛

47角成25桂

これは駒損を回復して先手有利です。
△ 実戦は桂馬を取らないで26飛と我慢しました。

24歩と桂馬を支え、45歩に59角

56銀とぶつけるほうがよかったのですが、56歩37桂成同桂同角成55歩26馬

飛銀交換ならまあまあなのですが、攻め駒3枚、47銀が働かないのが今一つでやや後手有利。
45歩ではなく56銀とぶつけたいです。

45歩59角の後でもいいのですが、銀をさばけば25桂が空振りになりやすいです。
取らなくても45銀ですし、56同銀同歩59角45銀33飛54銀73桂75歩

こんな感じです。飛車を圧迫しながら攻勢に出ます。先手やや有利。
× 56歩はやや損です。

64銀65歩73銀引

手順に後手玉を固めさせてうまくありません。25飛14角17桂25角同桂24飛

こうなったらわかりやすいですね。
○ 56銀はシンプルに戦う手。

64銀とかわせば25飛

これは銀をかわしたのですから14角がありません。
56同銀同歩に37桂成同桂36歩45桂37歩成68飛

桂得で右桂が働いているので問題なし。
56銀同銀同歩には47角くらい。45銀と打ちます。

24飛53角44銀同銀同歩86角成

これも先手が十分です。
先手玉が堅いので、後手から動くのはやや無理です。カウンターを決められやすいです。実戦の順は後手がうまくだました、という感じです。
後手の55銀が欲張りで、銀をぶつけられると目標の銀に逃げられてしまいます。でも居飛車からは56角のねらいがあるので、55銀と出るのは昔からの指し方(升田先生が指していた)なのですが、持久戦調はどうもうまくいかないようです。今は24歩からさばく筋を狙います。