名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

大山将棋研究(94); 四間飛車に玉頭位取り

昭和48年5月、有吉先生と第14期王位戦です。 大山先生は四間飛車、もう穴熊はやめたのでしょうか。有吉先生といえば玉頭位取りです。 玉頭位取りはとても好きなのですが、62飛とまわらざるを得ないのが不満です。 大山先生のほうが手が進むのですが、3筋の歩…

大山将棋研究(93); 中飛車に加藤流袖飛車急戦

昭和48年4月、加藤一二三先生と第12期十段戦です。 大山先生の中飛車に加藤先生は急戦、今回は32金と受けました。これが普通なのですが。 加藤先生の袖飛車急戦。名前はついていませんね。優秀な戦法です。 桂馬を跳ねて2筋を突き捨てて45歩。9筋の突き合い…

20160313今日の一手<その294>; 玉が薄いときの仕掛けは苦労する

20160313今日の一手 1月30日の名南将棋大会から、NさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩損です。 玉の堅さは先手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は28飛と持ち駒角で2枚。 後手…

大山将棋研究(92); 四間飛車に中央位取り

昭和48年4月、加藤博二先生と第12期十段戦です。 大山先生の四間飛車に加藤先生は中央位取り。 中央位取りには急戦と持久戦があるのですが、急戦のようです。でも左銀は79なのですからちぐはぐです。 左銀は57にもっていったのですが、16歩を突いていないの…

大山将棋研究(91); 四間飛車に玉頭位取り

昭和48年4月、高島弘光先生と第22期棋聖戦です。 大山先生の四間飛車に高島先生は玉頭位取り。 1手前の44歩がうっかりでしょう。62飛とするのが常識です。この歩が取れなくなりました。 高島先生の我慢。打ちたくて打つ人はいないでしょう。 中央を押えて、…

20160311今日の一手<その293>; 同型に近ければ小さな差が大差になる

20160311今日の一手 1月30日の名南将棋大会から、IさんとNさんの対局です。形勢判断と次の一手(というか桂馬を取っていいかどうか)を考えてください。 一昨日の一手の回答 駒の損得はありません。 玉の堅さは桂馬を跳ねている分だけやや先手のほうが薄いで…

大山将棋研究(90); 四間飛車に銀冠穴熊

昭和48年4月、田中正之先生と第2回早指し選手権です。どこかで聞いたことがあるけど、と思ったら田中魁秀先生の昔の名前です。昔は改名をやりやすかったのです。 大山先生の四間飛車に、持久戦で何かと思ったら77角の形の左美濃。私が若いころにこればかり指…

大山将棋研究(89); 中飛車に銀矢倉

昭和48年3月、加藤一二三先生と第20回王座戦です。 大山先生に加藤流の袖飛車急戦に見えたのですが なぜ角筋を止めたのでしょうか。72飛から75歩の時に57歩の形はまずいということはなさそうに思えるのですが。 加藤先生の左金は63に離れていき、大山先生の…

20160309今日の一手<その292>; 序盤からの米長玉はうまくない

20160309今日の一手 1月30日の名南将棋大会から、NさんとMさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の2歩得ですが、後手に持ち歩があるのでカウントせず、損得なしとします。 玉の堅さは先手のほ…

大山将棋研究(88); 中飛車に64金戦法

昭和48年3月、米長先生と第22回NHK杯決勝です。 大山先生の中飛車に米長先生は金立ち、64金戦法になりました。 中飛車のまま対抗するのもあるのですが、三間飛車に振りなおす棋譜ばかりですね。となれば戦いは7筋ではなく5筋からです。 1手で位置を直せるの…

大山将棋研究(87); 四間飛車穴熊に中央位取り

昭和48年3月、米長先生と第27期A級順位戦です。最終戦でしょう、この期は加藤一二三先生が中原先生に挑戦することになったようです。 大山先生の四間飛車で、米長先生は気合で端を詰めたので大山先生は穴熊。 米長先生は中央位取り。 6筋の歩交換も気合なの…

20160307今日の一手<その291>; 前に指した手を生かす

20160307今日の一手 1月30日の名南将棋大会から、OさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 玉の堅さは同程度。 駒の損得はありません。 先手の攻め駒は45銀58飛で2枚。 後手の攻め駒は73桂1…

大山将棋研究(86); 位取り中飛車

昭和48年2月、丸田先生と第27期A級順位戦です。 大山先生の位取り中飛車。 丸田先生は袖飛車を見せてから玉頭位取り。しかしこれでは作戦分裂で、袖飛車は別にしても位取り中飛車に対しての玉頭位取りで成功した将棋を知りません。 大山先生はその位に向かっ…

大山将棋研究(85); 急戦向い飛車

昭和48年2月、富沢幹雄先生と第22期棋聖戦です。 大山先生の向い飛車。当時は42玉は危険だと思われていました。少し前に中原先生は64歩を突いてから囲っていましたね。それが共通認識だったかどうかはわからないのですが、この後を見る限りは富沢先生の研究…

20160305今日の一手<その290>; 控えの桂に好手ありとはいうけれど

20160305今日の一手 1月30日の名南将棋大会から、MさんとAさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは同程度。穴熊だから堅いと思ってはいけません。遠いということ…

大山将棋研究(84);四間飛車に左美濃

昭和48年2月、中原先生と第22期王将戦第4局です。 大山先生の四間飛車に中原先生は持久戦のような。多分玉頭位取りを目指したのでしょう。天守閣美濃の流行はもっと後で、居飛車穴熊の流行はもっと後。大山先生の54歩が四間飛車にしては不思議な手です。 中…

大山将棋研究(83); 四間飛車穴熊に中央位取り

昭和48年2月、加藤一二三先生と第27期A級順位戦です。 四間飛車に対して加藤先生の中央位取りに大山先生は穴熊で対応。加藤先生の左銀が68なので持久戦です。 6筋の歩を交換したのは居飛車の得です。私はこの形が大好き。若いころ加藤先生の本を読んで勉強し…

20160303今日の一手<その289>; 45歩急戦の優秀さ

20160303今日の一手 1月30日の名南将棋大会からMさんとWさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 先手の1歩損です。 玉の堅さは後手のほうが堅いです。 先手の攻め駒は37桂と持ち駒角で2枚。 後手の…

5月の予定

5月の予定が決まりました。 第159回は 壱3月19日(土);R1400以上 弐3月26日(土);R1400以下 第160回は 壱4月3日(日);R1400以上 弐4月9日(土);R1400以下 第161回は 壱4月30日(土);R1400以上 弐5月8日(日);R1400以下 第162回は 壱5月21日(土);R1400以上 …

大山将棋研究(82); 向い飛車に急戦

昭和48年2月、中原先生と第22期王将戦第3局です。 大山先生の先手向い飛車。これは優秀な戦法です。居飛車は64歩と突いてから囲うので作戦選択が狭いのです。 大山先生は57銀と上がったので仕掛けがあります。仕掛けさせたという感じなのですが、ちょっと損…

大山将棋研究(81); 石田流に位取り

昭和48年2月、佐藤大五郎先生と第22回NHK杯です。 佐藤先生の石田流、大山先生は居飛車です。相振りはやりません。 大山先生は位取りにして角交換を挑み、普通は止めるのですが、佐藤先生は気合良く角交換。 78の金を上がって軽い振り飛車です。でも84歩で止…

20160301今日の一手<その288>; 相手のねらいを阻止する

20160301今日の一手 1月24日の名南将棋大会からKさんとKさんの対局です。形勢判断と次の一手を考えてください。定跡との違いがわかりますか? 一昨日の一手の回答 ☆ 形勢判断をします。 駒の損得はありません。 玉の堅さは同程度。 先手の攻め駒は持ち駒角1…