名将会ブログ

名将会(旧名南将棋大会)のブログです。名古屋で将棋大会を開いています。

2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

大山将棋研究(1693);相矢倉(坂口允彦)

今日の棋譜20200817 千日手だったので指し直し局も並べます。 時系列がずれますが、昭和26年8月、坂口允彦先生と第6期A級順位戦千日手指し直し局です。 大山先生の先手で矢倉です。 56歩と64歩の対抗は、相矢倉では56歩のほうが新型です。 33角~51角とする…

大山将棋研究(1692);角換わり腰掛銀(坂口允彦)

今日の棋譜20200817 昭和26年6月、坂口允彦先生と第6期A級順位戦です。 大山先生が角換わりに応じるのは珍しいのですが、タイトルホルダーでもあるし、苦手な戦型を作らないようにと考えていた頃なのかもしれません。 腰掛銀に向けて駒組が進行します。 坂口…

大山将棋問題集20200816

先手番大山先生の手を考えます。 第1問 このままでは抑え込まれそうです。 A 56歩 B 77桂 C 75銀 第2問 駒をさばきに行きます。 A 74歩 B 72歩 C 66歩 第3問 攻める前にひと工夫です。 A 73歩 B 72歩 C 53歩 第4問 こうやっておけば間違いないです。 A 22銀…

大山将棋研究(1691);相掛り(木村義雄)

今日の棋譜20200816 昭和26年6月、木村義雄先生と東西対抗勝継戦です。 大山先生の先手ですが、本局は相掛りです。 大山先生は飛を下に引き 木村先生も飛先の歩を交換しますが、横歩をねらっています。87歩76飛24歩同歩同飛というのもあり得ますが 87歩を打…

大山将棋問題集20200815

負けましたが後手番荒巻先生の手を考えます。 第1問 攻めの準備です。後手陣のほうがすっきりした感じがします。 A 73桂 B 42角 C 51角 第2問 ここは44銀打か34銀打かという気がしますが、これでも良いようです。 A 44歩 B 57歩 C 88歩 第3問 荒巻先生は受け…

大山将棋研究(1690);相居飛車力戦(荒巻三之)

今日の棋譜20200815 昭和26年6月、荒巻三之先生と第6期A級順位戦です。 大山先生の先手で矢倉です。 5筋の歩を突き合うのは自然なやり取りに見えるのですが、(先手が48銀を省略しているので)25歩33角79角~24歩同歩同角の筋を後手が防げません。 25歩に33…

大山将棋問題集20200814

後手番大山先生の手を考えます。 第1問 反撃をねらいます。 A 33角 B 54歩 C 85桂 第2問 角を打つ前に。 A 66銀 B 85歩 C 77歩 第3問 少し指しにくく思えますが、ぴったりの手でした。 A 89飛 B 83歩 C 95桂

大山将棋研究(1689);相矢倉(金子金五郎)

今日の棋譜20200814 昭和26年6月、金子金五郎先生と夕刊読売特別棋戦です。金子先生は前年に引退されたようで、僧籍に入り、観戦記者としても活躍されました。この時はまだ50歳手前なのですが、明治生まれの先生は戦後のスピード重視の将棋について行けなく…

大山将棋問題集20200813

先手番塚田先生の手を考えます。 第1問 返し技です。 A 54角 B 56角 C 66銀 第2問 銀損ですが取り返せます。 A 55角 B 71角 C 54銀 第3問 ここの受けを読み切るのは大変です。危ないけれど受けは続きました。 A 69歩 B 69金 C 69飛 第4問 詰めろをかけられま…

大山将棋研究(1688);筋違い角(塚田正夫)

今日の棋譜20200813 千日手だったのでもう1局。 昭和26年4月、塚田正夫先生と毎日東西対抗千日手指し直し局です。前局の5日後に指し直されました。 先後入れ替えではなかったようで、またも塚田先生の先手です。大山先生は得意ではないのですが角換わりに応…

大山将棋研究(1687);向い飛車に57金戦法(塚田正夫)

今日の棋譜20200813 昭和26年4月、塚田正夫先生と毎日東西対抗です。 大山先生は角筋を止めて 向い飛車にしました。この頃の振り飛車は珍しいですが、何局か見ています。 塚田先生は57金戦法(金立ち戦法)です。対中飛車用だとばかり思っていましたが、対向い…

大山将棋問題集20200812

先手番大山先生の手を考えます。 第1問 これで少し指しやすくなります。 A 53歩成 B 37桂 C 46銀 第2問 8筋は触らずに攻めます。 A 54歩 B 35歩 C 13歩成 第3問 攻防の手をねらいます。 A 85歩 B 75角 C 87金 第4問 馬を使われて寄せにくそうですが。 A 32成…

大山将棋研究(1686);相掛り(丸田祐三)

今日の棋譜20200812 昭和26年4月、丸田祐三先生と毎日東西対抗です。 昨日の将棋は85歩の前に32金でしたが、この将棋は85歩。この当時は半々くらいです。 相掛りで互いに飛先の歩を切り 浮き飛車と引き飛車です。この頃になると、後手番は受け身で引き飛車が…

大山将棋問題集20200811

後手番大山先生の手を考えます。 第1問 後手陣をまとめるのは難しいので攻めを考えます。 A 75銀 B 44銀 C 55歩 第2問 駒損ですが攻め駒は4枚あります。 A 67銀 B 43銀 C 94角 第3問 この手で後手有利になったようです。 A 78銀成 B 88歩 C 35桂 第4問 詰め…

大山将棋研究(1685);相掛り(坂口允彦)

今日の棋譜20200811 昭和26年3月、坂口允彦先生と第1期王将戦です。 坂口先生の先手で相掛りです。この頃まで26歩84歩25歩に32金としている将棋が多いのですが、85歩としても大丈夫だという認識はあったはずです。結果的に変わらないから、序盤はおおらかだ…

大山将棋問題集20200810

先手番大山先生の手を考えます。 第1問 割り打ちも痛いですが、攻め合います。 A 59飛 B 55飛 C 62銀 第2問 受け方は? A 79金 B 78銀 C 78玉 第3問 手筋です。 A 23歩 B 33歩 C 54銀成 第4問 攻防の手があります。 A 82飛 B 81飛 C 35角引成

大山将棋研究(1684);相居飛車力戦(丸田祐三)

今日の棋譜20200810 昭和26年3月、丸田祐三先生と東西対抗勝継戦です。 この頃の大山先生は角換わりを避けるので 中央位取りになりました。 これも相居飛車で5筋に銀を並べる戦型です。 丸田先生は63銀を5筋の歩を交換しつつ43へ持っていきます。当時は好形…

大山将棋問題集20200809

先手番大山先生の手を考えます。 第1問 これは二択です。 A 24歩 B 36金 第2問 気持ちの良い手です。 A 44歩 B 33金 C 25桂 第3問 これで優勢というのは読まないとわからないでしょう。 A 88歩 B 51角成 C 33歩

大山将棋研究(1683);相矢倉(坂口允彦)

今日の棋譜20200809 昭和26年3月、坂口允彦先生と第1期王将戦です。 大山先生は先手ならば矢倉です。 互いに保留していましたが、5筋を突き合いました。 大山先生の陣形は米長流の急戦矢倉のようです。ですがこの時代にはその考えがありませんでしたし(升田…

大山将棋問題集20200808

後手番大山先生の手を考えます。 第1問 駒を取り合い、寄せ手順に入ります。 A 77歩 B 67と C 56飛 第2問 攻め駒は3枚なので、手順を間違えると寄せにくくなります。 A 76歩 B 57飛成 C 59飛成 第3問 手筋で寄せていきます。 A 38歩 B 57歩 C 67金 第4問 後…

大山将棋研究(1682);矢倉に右四間飛車(小堀清一)

今日の棋譜20200808 昭和26年2月、小堀清一先生と東西対抗勝継戦です。 大山先生の振り飛車模様ですが、当時を思えば矢倉か雁木の可能性が高かったはず。小堀先生の68玉が早すぎます。 大山先生は矢倉です。 86歩から角交換の権利があります。 小堀先生と言…

大山将棋問題集20200807

先手番升田先生の手を考えます。 第1問 作戦勝ちを目指します。 A 56歩 B 79角 C 46銀 第2問 普通に指していても悪くないですが、後手陣に欠陥があります。 A 55歩 B 58飛 C 65歩

大山将棋研究(1681);力戦中飛車(升田幸三)

今日の棋譜20200807 昭和26年2月、升田幸三先生と第5期A級順位戦です。 大山先生の阪田流を誘う序盤ですが 升田先生は角換わりが得意なので、48銀42銀のところで角を交換するのもあったでしょう。5筋を突き合って 大野先生のような角換わりにはせず、66歩は…

大山将棋問題集20200806

後手番大山先生の手を考えます。 第1問 両取りをどうしましょうか。 A 56歩 B 72銀 C 54銀 第2問 金を逃げていると63銀~74銀成などが嫌です。 A 85歩 B 75歩 C 86角 第3問 今度は先手から63金があります。 A 59角 B 85桂 C 56歩

大山将棋研究(1680);相矢倉(南口繁一)

今日の棋譜20200806 昭和26年2月、南口繁一先生と東西対抗勝継戦です。 南口先生の先手で矢倉です。 大山先生は3手で四手角にする作戦です。 南口先生は46歩を突いて 大山先生も64歩。このまま先後同型に進めると、角の動きで大山先生が1手得になるかもしれ…

大山将棋問題集20200805

後手番大山先生の手を考えます。 第1問 77桂を跳ねさせてから、大山先生の構想が始まります。 A 55歩 B 46歩 C 22飛 第2問 どう指しても良いところですが、大山流です。 A 63銀 B 55銀 C 67桂成 第3問 ここもいろいろありますが、好きな駒を使います。 A 66…

大山将棋研究(1679);四間飛車に玉頭位取り(塚田正夫)

今日の棋譜20200805 昭和26年1月、塚田正夫先生と東西対抗勝継戦です。 前局と同じような序盤ですが、後手番が大山先生です。角換わりは苦手だと思っていたのですが 塚田先生が角を交換しなかったので44歩。雁木になるのかと思えば 大野流の 四間飛車でした…

10月の予定

第209回は 壱9月12日(土)R1800点以上 定員上限26 弐9月5日(土)R1800点以下 定員上限48 第210回は 壱10月25日(日)R1800点以上 定員上限30 弐10月3日(土)R1800点以下 定員上限48 プラスマイナス100点までは参加してよいです。つまり壱は1700点以上、弐…

大山将棋問題集20200804

後手番大野先生の手を考えます。 第1問 形勢が悪いので手の選択は難しいです。遊んでいる駒を攻めに使います。 A 85歩 B 64角 C 56歩 第2問 少しでも難しい局面にもっていかねばなりません。 A 65歩 B 85歩 C 37角成 第3問 先手玉に詰めろをかけます。 A 76…

大山将棋研究(1678);角換わり(大野源一)

今日の棋譜20200804 昭和26年1月、大野源一先生と名人A級選抜勝継戦の千日手指し直し局です。 26歩34歩25歩33角32銀と進んで 48銀に84歩を突かれて角交換です。 当時は飛先の歩を84で止めておくという考え方はないので(40年後か)、手順は通常とは違いますが…